@ ポンプ揚程計算で説明しましたように、循環ポンプの配管方法は2通りある あるのだが、揚程計算で一番間違いが多いのはクローズドループ配管におけ る場合だ。あっちこっち現場で見かけるのは、ポンプの揚程能力が大き過ぎ ることです。これは電気の無駄遣いだけで済むのならいいのだが、流速が 速すぎて使用配管の摩耗を早めているのです。特に給湯配管の場合は曲管 (90゚エルボなど)の穴があくのが目立つ。ここではクローズドループ配管での 循環ポンプの基本的な考え方を知って頂きたい。 A 循環ポンプの揚程計算は、クローズドループ配管では単純に全配管の損失水頭 のみで間違いないのだが、損失水頭は流速と流量に関係していることを忘れて はならない。 間違いの要点 (イ) 全揚程 給湯機が建物の最上階にあろうと・最下階にあろうと全揚程はゼロ である。 (ロ) 全配管の損失水頭の計算間違い (a) 循環流量の勘違い 循環流量≠必要供給と言うこと。 循環流量は必要供給流量と関係ないのである。循環流量は何で 決まるかというと、理論的には全配管から放熱される熱量だけを 補充してあげればよい。つまり配管内の水温を一定に保てれば よい。ですから循環流量だけでいうと管内流速はかなり緩やか でよい。ですから「全配管の摩擦損失水頭はかなり小さい」 と言うことはポンプの出力も小さくてよいていうことです。